マッサージにおけるマッケンジー法とは?

マッケンジー法の基本概念
マッケンジー法は、腰痛や首の痛み、手足の痛みなどで悩む人が、自身の問題を自らが主役となって解決していくことを重視するアプローチです。ニュージーランドの理学療法士ロビン・マッケンジーによって1950年代に考案されたこの手法は、利用者の自主性を重視したアプローチとして世界中で知られています。
1956年にマッケンジーが理学療法士として受け持ったある腰痛を持つ方のケースがきっかけで、マッケンジー法は誕生したとされています。偶然の発見から生まれたこの手法は、従来の考え方とは異なる、利用者自身が主体的に症状改善に取り組む体系を築きました。

手法の特徴と評価方法
マッケンジー法の一般的なアプローチは問診と理学検査から始まります。特に問診が重要とされており、およそ70%の状況把握がここで行われるとも言われています。この詳細な問診により、利用者の症状の特徴や日常生活での痛みの変化を把握し、適切な方針を検討します。
理学検査では、主に反復運動検査を用いて利用者の反応を観察します。「Directional Preference(良い反応を引き出せる運動方向)」を見つけ出すことが重要な課題となります。これを見つけ出すことができれば、その方向への反復運動、または持続的姿勢保持を行うことで痛みの緩和や機能の改善を目指していくことが期待できるとされています。

個別化された手法
専門家による評価の後、それぞれの利用者の状態に合った運動のやり方や回数を検討していくことから始まります。すなわち、画一的な運動の指導ではなく、各人に合った運動を専門家と一緒に検討していきます。
この個別化されたアプローチは、マッケンジー法の大きな特徴の一つです。同じような腰痛でも、利用者それぞれの症状や身体の状態に応じて、適切と考えられる運動方向や強度が異なるため、きめ細かい評価と計画が必要とされています。

自己管理による継続的な取り組み
腰痛症は、一生のうちに約80%の人が経験するといわれています。そのうち原因が特定できず、痛みに悩まされている方が約80%いるといわれています。それらの痛みに対して、自己管理をしていく方法の一つとして「マッケンジー法」が考えられています。
マッケンジー法の目標の一つは、利用者が自分自身で症状と向き合えるようになることです。適切な運動方法を習得すれば、日常生活の中で痛みの予防や症状の改善を目指すことができ、長期的な健康管理の一助となる可能性があります。

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対象となる症状と留意点
腰痛、頚部痛、関節痛、しびれ、頭痛などがこの手法の対象とされています。ただし、すべての方に同じような効果が期待できるわけではありません。”痛み”を持つ全ての方々に適用できる万能の手法ではないことも理解しておくことが大切です。
効果は利用者の症状や状態によって大きく異なる可能性があるため、専門家による適切な評価を受けて判断することが重要です。また、セルフエクササイズを行う際も、適切な指導の下で実施することで、より安全で効果的な取り組みができると考えられています。